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はじめての方へ
歯科では、保険診療だけで十分な医療が提供できるわけではありません。
歯科医院の患者様への最大にして唯一の使命は、患者様の様々なご要望に技術で応えていくことです。
ただし、全ての診療に保険が適用されていないのが現状です。
当院では、保険・自費に関係なく患者様に最善と思われる治療方針を説明させていただいています。
歯科医療と医科医療の違い
医科の場合は「疾病」に対し、必ずしも「障害」が伴うわけではありません。
しかし、歯科の場合は「疾病」を治療するために、歯を削る・抜歯するなど「失う障害」を伴う場合が多いため「補綴(ほてつ)」という処置が発生します。
歯科は、医科に比べて「失う障害」に対する処置頻度が多いのが特徴です。
医科の場合 | 歯科の場合 | |
---|---|---|
内科的治療 | 治癒力を助ける治療 | 初期の歯周病や初期のう蝕に 対するセルフケア |
外科的治療 | 身体に害を与える部分を取り除く治療 | 抜歯・う蝕・歯の神経の治療など |
リハビリテーション | 失った障害に対する処置 (義手、義足、眼鏡など) |
被せ物・義歯・インプラントなど |
歯科には内科・外科・リハビリテーション科の要素が盛り込まれています。
保険診療は疾病が対象です
国民皆保険制度は、基本的に疾病に対する保険です。
歯科の場合は歯周病やう蝕に対する内科的・外科的対応までは保険の範囲内でも十分可能です。
しかし、「失う障害」に対する補綴、審美性・利便性を追求した処置、予防は、保険の範囲内だけでは最善の処置をご提供できないのが現状です。
予防は疾病の処置同様に重要な診療です
疾病=病気にならなければ認められない保険診療では、疾病を予防するための診療が行えません。
しかし、疾病である歯周病やう蝕を防ぐためには、健康な方に対する歯と歯ぐきのクリーニングが必要です。
最良の医療を提供するために
保険診療・自費診療という理由だけで治療法や治療に用いる材料を決めてしまうのは残念なことです。
ただ、治療費も判断材料の大きな要素であることは間違いありません。
当院では、治療費を明記し、安心して治療方法を選択していただけるよう心掛けています。